吃音の治療

吃音の治療法一覧

更新日:

302298

吃音の治療法は、様々なものがあります。大きく分けると、言語トレーニングをするなど今の吃音に向き合っていきながら改善を目指していく直接法、心理的なアプローチを行う間接法があります。

以下、どのようなものがあるか、主な治療法をご紹介していきます。

 

【直接法を用いた治療法】

 

吃音緩和法

自分の吃音に徐々に向き合いながら、楽などもり方を習得を行うなどして吃音を緩和させていく方法です。

 

流暢性形成法

楽に発声できる方法を習得していく方法です。例えば、軟起声といって、最初の出だしをそっと優しく発声させたり、体の力を抜いた状態で話したりして、楽な話し方を身につけていきます。

 

統合的アプローチ

吃音緩和法と流暢性形成法を組み合わせていくことを統合的アプローチといいます。

 

DAF(Delayed Auditory Feedback:遅延聴覚フィードバック)

DAFを使って話すと、自分の発した声が遅れて聞こえます。この装置を用いた吃音改善の研究結果が示されています。ただし、誰にでも効果があるとは言えません。

 

集団で行うプログラム

テクニックやメカニズムを学び、街に出て集団で話しかけ訓練をしたり、短期間で吃音と向き合っていくプログラムがあります。これは、主に海外で行われています。過去には日本でも行われていたようですが、今ではあまり聞きません。

 

【間接法を用いた治療法】

 

系統的脱感作法

1950年代にジョセフ・ウォルピによって開発された恐怖症の治療法です。これをイメージや実際の場面において吃音に応用することで、だんだんと不安を薄れさせていくことを目指します。

 

自律訓練法

ドイツの精神科医シュルツによって開発されたリラクセーション法です。体の力を抜くことは緊張を緩和させ、気持ちを落ち着かせます。

 

認知行動療法

認知行動療法は、心理療法の一種です。様々な技法があり、うつや不安障害に対する治療効果が実証されています。吃音に対する否定的な考え方に苦しむ自分が楽に生活できるために、自分の普段の考え方や行動のパターンをセラピストと一緒に見ていきます。

 

NLP(神経言語プログラミング)

1970年代にリチャード・バンドラーとジョン・グリンだーによって創始されました。心理療法の技法を用いて、コミュニケーションの改善を図ったり、不安や恐れの軽減に取り組んだりします。日本に比べるとアメリカでは吃音治療に用いるセラピストは多いです。

 

年表形式のメンタルリハーサル法

幼少期からの吃音場面や吃音改善阻害要因に対し、イメージトレーニングを用いて取り組む方法です。この方法を用いる場合には、言語トレーニングとの併用は禁止されています。年単位の長い治療期間が必要です。

 

他にもたくさんありますが、主に知られているものをご紹介しました。いずれにしてもここでご紹介しているものは、すべて万能ではありません。これらの治療法を組み合わせることで効果が高まることもあれば、組み合わせてはいけない場合もあります。

 

あなたの吃音が改善されるように、あなたに合わせて行う必要があります。当たり前のことですが、吃音の治療は、方法論ではなく、一人一人に合わせて行われるべきなのです。

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