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吃音がある人はどうやって就職活動をすれば良いのか?

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集団面接や個人面接など、就職活動における面接は、吃音のある人が直面する大きな課題の一つです。緊張する面接の場面をどうやって切り抜ければ良いのでしょうか?
この記事では、吃音のある人が就職活動・転職活動の面接をどうやって乗り越えるのかについて解説しています。少しでもヒントになれば幸いです。

吃音と就職活動


誰しも就職活動というものは、自分の人生に関わる大きな出来事です。吃音がある人にとって就職活動・転職活動の際の面接は、人生の中でもっとも緊張する場面の一つとも言えます。
面接に受かりたいと思うがあまり、「ちゃんと言葉を言わなければいけないというプレッシャー」「適切なタイミングで発言をしなければいけない焦り」が出ることで、吃音症状も出やすくなります。

求められるコミュニケーション能力


職業によもよりますが、仕事をする上で、基本的には様々なコミュニケーション能力が求められます。話すということは、円滑に仕事を進めるために、とても大切なことです。
そのため、どもりがある人は、仕事にうまく適応できるだろうかとの不安を抱えています。しかし、実際には、社会人になって仕事をしてみると、吃音があってもコミュニケーションが取れたりすることも多いものです。
ただ、それは働いてみないとわからないため、就活をしている時点では、見えない状況への不安を抱えていらっしゃることでしょう。

面接にどうやって臨むか


面接への対策は、就活に臨むお一人お一人がそれぞれ考えていらっしゃることでしょう。ご自身のアイデアに加えて、以下のことを少しでも参考にしていただければ幸いです。

履歴書に書いておく


吃音を公表することで不利になると考える人もいます。確かに、そのような会社もあるかもしれません。しかし、吃音を抱えながらも、ここまで頑張ってきたという視点に立つとき、今までの苦労をアピールすることもできるのです。
「私は、吃音があっても、それに負けずに、ここまで頑張ってきました」という姿勢に立ってください。
さらに、それに加え、あらかじめ吃音のことを履歴書に書いておくことで、多少どもってもよいという気持ちになり、楽に臨めることがあります。

自分を作りすぎないことが大事


当然のことながら、面接における吃音の影響は、症状や程度にもよります。また、根性で乗り切れるというものでもありません。自分のできる範囲で面接に臨み、よく見せようとして自分を作りすぎないように面接に臨むことがとても大切です。
「どもってはいけない」という姿勢は、吃音をさらに増やします。吃音のプレッシャーから解放されるために、できることを考えましょう。

カミングアウトすること

吃音があるということを面接の場で打ち明けることで、気持ちが楽になることがあります。時にはカミングアウトすることは、履歴書と同じく、会社や職種によっては不利になるかもしれません。しかし、それはあくまで状況によります。
吃音を隠そうとして、言葉の言い換えなどで、変な言い回しになり誤解を与えてしまうよりは、カミングアウトすることで、誤解を防ぐほうが良い場合があります。

場数による慣れ


面接を繰り返すことで、自分なりのペースを掴み、慣れていくことがあります。慣れていくことで、症状も出づらくなるとしたら、その場合は場数を踏むことが大事です。その際には、当然ですが、どこが課題かを見つめるため、第三者の意見も必要です。
但し、場数を踏んでいく方が良い人もいれば、そうではない人も多くいます。やみくもに場数だけが大事だと言っているのではありません。
いずれにしても一人で抱え込まずに、悩みを相談できる人を見つけ、一緒に考えながら進めていくことが大事です。

ダメだと思い込んでいませんか?


吃音があっても面接に合格し、仕事に就いている人は世の中にたくさんいます。その人たちは、良い会社に巡り合えたのか、その時だけはなんとかうまくいったのか、理由も様々でしょう。
あなたは、「自分はどもるからダメだ」と思い込んでいませんか?
吃音があっても、自分なりに努力して生きている姿は、人の心を打つものです。後ろ向きに考えるだけではなく、吃音を抱えてきてここまで戦ってきた自分として、面接に臨んでいきたいものです。
ありのままの自分を受け入れてくれる会社に出会えるかもしれません。会社に入ってから、吃音を乗り越えていけるかもしれません。様々な努力をし、あきらめない姿勢は、きっとあなたの人生にとって、黄金の経験となりうることでしょう。

治療や改善に取り組む前に

就活を迎えるにあたり、治療や改善への取り組みを行うことも良いです。その場合、取り組む時期も大事です。小手先の方法でうまくいけば、それに越したことはありませんが、本格的な吃音の改善は通常は時間がかかるものです。
就活の直前に吃音対策を行うことで「どもってはいけない」というプレッシャーが増してしまうことがあります。ゆとりを持って計画するならば、改善や治療に取り組むことも選択肢の一つではあります。今のあなたの状況に合わせて考えていきましょう。
その他、吃音と職業については、こちらの記事でも解説していますので、よろしければご覧ください。
吃音を抱えて、みんなどうやって仕事をしているのか?

まとめ

吃音がある人にとって、就職活動・転職活動は、とても大変なことです。吃音を隠すだけではなく、カミングアウトして臨むことも良いです。自分に無理をさせないように心がけ、少しくらいどもっても大丈夫との気持ちで面接に臨みたいものです。

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