コラム

吃音の短期改善ができる場合と、できない場合

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吃音の改善を望まれる方の中には、早く改善したい方もいらっしゃれば、時間がかかっても良いから改善したい方もいらっしゃいます。

 

短期で吃音を改善することはできるのでしょうか?

今回は、短期改善について、お話しさせていただきたいと思います。

 

まずは、一つの事例を通じてお伝えしたいと思います。こちらの受講者様の声をご覧ください。

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この方は、2ヶ月でセッションを修了されました。もちろん、2ヶ月で吃音の改善が終わりというわけではなく、このままの状態を維持していかれるようにお伝えし、実践いただいています。

吃音のコントロールができるようになったとしても、その後、あらゆる場面でコントロールできなければいけません。日常会話での会話が楽に続く期間、当事者が様々な種類の発話場面に遭遇する期間を考えると、修了されてから1年~2年の期間に改善の状態が続くということが、本来の改善した状態と言えます。

仮に、2ヶ月で改善されたとしても、その後の経過が重要だということです。

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また、例えば、何らかの目標(面接や話さないといけないイベント)に対して吃音の改善を目指し取り組むとして、その目標までの期間が現実的であるかどうかは重要なポイントです。

その目標までの期間が短すぎる場合、「失敗してはいけない」という気持ちが強くなり、逆に上手くいかないのです。できれば、吃音の改善は、そういったプレッシャーが少ない状態で、取り組む方が良いかもしれません。

吃音の改善に取り組むには、モチベーションを保つためにも何らかの目標が必要ですが、プレッシャーは、吃音を増やすことにもつながります。そのため、少しのゆとりは必要になります。

そして、短期改善ができる方もいれば、それが難しい方もおられます。

その違いは何かと言うと、吃音の構成要素(どんな症状で、どんな場面にどの程度症状が出るのかなど)、その人の持つ経験、認知(考え方)などによります。

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多くの人は、1日でも早く改善させたいと願うものですが、現実的には、みんなが同じやり方で同じように改善するわけではありません。

もし、時間が必要な場合には、時間をかけて取り組むことが大事です。実際には、体験セッションなどで直接お会いしてみないと何とも言えないところですが、なるべく早く改善できるようには、こちらも最善を務めています。

上記の点をご理解いただき、一緒に取り組んでいきましょう。

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