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吃音を抱えて、みんなどうやって仕事をしているのか?

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様々な分野で、吃音があってもご活躍されていらっしゃる方々がいます。しかし、実情は、ご本人でないとわからない辛さがあるかもしれません。
この記事では、職業と吃音について、仕事の中で吃音とどう付き合っていけばよいかについて解説していきます。

様々な職業と吃音


吃音があると、就けない職業があるのでしょうか?
営業、税理士、弁護士、警察官、教師、経営者、アナウンサー、声優、女優、公務員、プログラマー、看護師、医師、銀行員、パイロット。
ここに挙げた職業は全て、吃音があっても、実際にお仕事に従事され、ご活躍されている方がいらっしゃる職業です。もちろん、その方々は、様々な苦労を抱えながら、日々挑戦をされていらしゃいます。

吃音を抱えながらどうやって仕事しているのか


話すことが、より必要とされる職業では、どうやって仕事しているのかが気になります。
「吃音があるため話すのが難しい場面」もありますが、「そうでもない場面」もあります。経験者に聞くとわかりますが、実際に仕事をしてみると「意外と大丈夫だった」ということもあるのです。
当然のことですが、吃音といっても多様です。人によって症状の程度も異なります。そのため、すべての人が同じように吃音を気にせず仕事ができるというわけではありません。
吃音があっても何の仕事でもやっていけるかは、職業によるというよりは、あくまで職場環境や個人の吃音問題に関わってくるとも言えます。

どんな場面で苦労しているか


吃音があると苦労する場面は、人によって違います。
・電話応対が苦手
・朝礼がうまくできずに困っている
・社内では割と話せるのに、社外のお客さんの前では吃音が多く出てしまう
・電話応対や名刺交換で、社名または自分の名前が言えない
これらの悩みは、吃音を持つ多くの人が抱えていらっしゃる代表的な悩みです。
また、悩みに対して、解決策は一つではありません。それぞれの状況に応じて対策を考えていくのが良いでしょう。

では、どうすればいいのか

結論から言うと、これらは周囲の協力を得ながら進めていくことが大事です。その上で、置かれた環境の中で、自分なりにサバイバルをしていくのです。もちろん、そんなに簡単なことではありませんし、環境によっては難しい場合もあります。
また、周囲に協力を求めていくことは、逃げる行為ということではありません。逃げるというのは、吃音のことを説明することから逃げたり、周囲に何も言わずに場面から逃げるということです。
周囲の協力を求め、自分のできる範囲で仕事をしていくという責任を持つことは、逃げることではないのです。
どもって困っているのに無理やり言うという選択肢だけではありません。困った場面においては上司に相談したり、上手に工夫したりすることも必要です。また、環境に慣れていくうちに、自分なりの切り抜け方が見つかるかもしれません。
職業を選ぶことも一つの選択肢かもしれませんが、周囲の理解を得ていくことで開かれる道もあります。職業の選択で迷ったら、自分が何をやりたいかを中心に考え、その上で、吃音をどうやって切り抜けるかを考えていくことです。

治療という選択

選択肢の一つとして吃音を治療をするということも考えていかれれば良いでしょう。吃音を克服して、好きな仕事に就ける人もいるからです。
当然ながら、吃音の症状が減れば、仕事はやりやすくなることもあります。また、「どもりに対する否定的な認識」が強い人は、吃音への否定的な認識が減ることで、仕事のやりやすさが増すこともあります。

アナウンサーの小倉智昭さんの講演

アナウンサーの小倉智昭さんは、吃音があることで有名です。以前に小倉さんの講演会に参加した際に、小倉さんは、以下のような内容をお話しされていました。
「どうやったらどもらないかは、今でもいつも考えている」
「どもっていない時の感覚を覚えておくこと。そういうのを積み重ねていくこと」
「どもったって仕事もできるし、結婚もできますから」
「どもったっていいじゃないですか!」と力強く話されていた小倉さん。「吃音に負けないで!」というメッセージが伝わってきた講演会でした。

小倉さんのようになれなくても

吃音を抱える全員が小倉さんのようになれないかもしれませんが、自分のいる道でどうやって花を咲かせるか、そこに挑んでいくことがとても大切です。
仕事を決める前に「吃音だから」と考えるのではなく、吃音と自分の夢の狭間で、葛藤しながら進んでいくことが大事なのではないでしょうか。吃音を抱えていくにせよ、治療するにせよ、あなたの人生がより良くなっていかれるよう、あなたらしく頑張って下さい。

まとめ

吃音があっても、様々な分野でご活躍されている方々がいます。吃音があっても仕事ができるか、働いてみないとわからないこともたくさんあるため、職業だけで判断できるものではありません。自分が何をやりたいのかを中心に考えて、その上で吃音の対策をする方が得策です。

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