「言葉が詰まることがあり、最近気になってきました」というご質問を受けることがあります。
「なんだか最近言葉に詰まることが不安になってきた」という方は、
ここで少し確認してみましょう。
・言葉が詰まると感じたのはいつからでしょうか?
・以前からありましたでしょうか?
・特定の言葉が言えないことがありますでしょうか?
・特定の場面で言えないでしょうか?
言葉が出てこない場面もあるが、スラスラ話せる場面もあるという方もいらっしゃるでしょう。
また、最近特に言葉が出てこなくなってしまった方、不安になってこられた方もいらっしゃるでしょう。
そもそも吃音(きつおん)には子どもの頃からの発達性吃音と、大人になってからの獲得性吃音があります。
吃音とは喉の運動機能の障害ではないので、話せる場面もあれば話せない場面もあるということもあります。
話そうとしてから言葉を出すまでの伝達がうまくいっていないということです。
電話で会社名や自分の名前を名乗ることが出来ない
職場から帰る時に「お疲れ様でした」が言えない
そして、「言えるか言えないか不安になる」と、このような不安が出てこられたら吃音の可能性はあります。
言葉をかんだりすることは非流暢性といいますが、一般的にそのような場合は特に気にすることもなく自分で修正したりできるはずです。
これがずっと続いていたり、話す前から不安が出ていたりしたら、単にかんでいるのではなく吃音かもしれません。
吃音の改善を適切に行っていけば、多くの場合は改善することができます。
不安なままで放置するよりも、今の状況を知り打開策を用いていく方が良いでしょう。