罪の意識
どもった時に、「どもってしまって申し訳ないな」と思う気持ちを罪の意識といいます。
吃音研究者のバンライパーは、吃音問題を小さくしていくために、この罪の意識を減らしていくことを提唱しています。(Charles Van Riper 1963)
そもそも吃音はあなたのせいで起きるわけではなく、話そうとした時に「起こってしまうもの」です。
相手が吃音のことを知らない場合には、どもらないように話そうという意識が生まれ、関係性によっては、「どもってしまって申し訳ない」との気持ちになることもあるでしょう。
また、吃音に無知な人の中には、心ない言葉を投げかける人もいるかもしれません。
そういう場合には可能な範囲で周囲に理解を促すことも大事です。
自分を責めるよりは体調や環境のせいにする方がまだ良いです。
いずれにしても吃音はあなたのせいで起きているわけではないということを知ってください。
吃音を持つ人にとって、自己肯定感を培うことはとても大切です。