吃音の子どもをもつお母さんに伝えたい1つのこと
吃音を持つ子のお母さんの中には、
「吃音は私のせいかもしれない」と思い悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたら祖父母の方から責められたりされている方もいらっしゃるかもしれません。
ひどいですね。
でも、お母さん、大丈夫です。
お母さんのせいではありません。
吃音は様々な要因が考えられ、誰のせいかなんて特定などできないんです。
もしそんなことがあるなら教えてほしいものです。
ましてや、一生懸命に子を思い、今もご心配されているお母さんのせいだなんて、そんなことを考える自体が間違っていると私は思います。
私の母も吃音でしたが、私は今まで母のせいだなんて思ったことは一度もありません。
吃音があった頃にも「自分の吃音が良くなるのか」、「どうやってその場を切り抜けようか」という自分のことを考えていました。
第一、お子さんにとってはお母さんの存在はとても大切です。
大好きなお母さんがもしそんなことを考えているとしたら、余計に辛くなると思います。
子どもはみんなお母さんと一緒にいたいんです。
一緒にいて安心しているんです。
だから、お母さんご自身がまずゆとりをもってリラックスして頂きたいです。
いつもご家族のことやお仕事のことで大変なことでしょう。
時には、自由な時間を過ごされたりして休んで下さい。
そういったゆとりがお子さんにも伝わり、お子さんも安心していられるのではないでしょうか?
お子さんにとって本当に大切なのはゆとりをもったお母さんの存在であり、お母さんと一緒に自分の中にある自信を育んでいきます。
何よりもその自信がお子さんには将来必要なのですから。