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非吃音発声法とは|東京吃音改善研究所

非吃音発声法とは


非吃音発声法とは呼吸や発声などを調整し、「どもる要素」を除いた発声法です。声帯(喉に位置し、発声するところ)のブロック(声帯が適切に振動しなくなる症状)をいかに和らげ、発声するかを一人一人に合わせてお伝えしています。

※発声を用いない吃音の改善を行う方もいらっしゃいます。

 

スパイラル
こちらでは、発語の際に吃音が出る状態を吃音スパイラルに入るという言い方をします。スパイラルとは螺旋(らせん)の意で、吃音スパイラルとは吃音の出る(発語の)軌道です。

例えば、難発で言葉が出てこない時、いくら落ち着いて話そうとしても吃音が止まらないことがあります。これを吃音スパイラルに入っている状態といいます。

これに対し、吃音の出ない軌道を非吃音スパイラルといいます。難発が出た時は、発語を止めて非吃音スパイラルに入り直す必要があるのです。

非吃音発声法とは、発語時の呼吸や発声を調整し、吃音の出る隙を与えないように声を出す方法です。
そして、日常的に非吃音スパイラルに入るためには、非吃音発声法を使って吃音をコントロールする力を身につけることが大事になります。

一人一人そのスパイラルに入る方途は異なりますが、セッションにおいては発声器官のエクササイズ(ボイストレーニング)などを行い、自分一人で吃音に対処する力を身につけていただきます。

そして、どもりのない状態を体感していただき、そこから日常会話へ応用できるようセッションを進めていきます。

  • この記事を書いた人

畦地 泰夫

東京吃音改善研究所代表。公認心理師。国際流暢性学会(IFA)会員。日本吃音流暢性障害学会会員。日本コミュニケーション障害学会会員。1人ひとりに合わせた吃音改善を掲げ東京吃音改善研究所を設立。吃音症、社交不安障害のカウンセリング実績は1万回以上。

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