吃音の治療

吃音(どもり)治療|現状2+1の手法

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吃音(どもり)治療|現状の2つの手法

現在、日本の吃音(どもり)の治療の手法として知られているものには間接法と直接法があります。
間接法とは直接言的な言葉の訓練を行わない手法で、幼児期の環境調整やメンタルリハーサル法などがこれに当たります。

直接法とは、吃音緩和、流暢性形成、そして二つを組み合わせた統合的アプローチなど、直接的に発話の訓練を行う方法です。

また、近年は成人吃音で認知行動療法も取り入れられています。

間接法のメリットとしては、吃音(どもり)を意識させないことですが、
デメリットとしては効果が出るまでに時間を要します

直接法のメリットとしては対処法としてすぐに始められますが、
デメリットとして吃音を意識することにより効果が留まってしまうこともあります。

 

社交不安への対応としての包括的支援を必要な場合に用いていくのも良いでしょう。
どの方法で進めていくべきかは、当事者の状況によって決めていけば良いので、まずは自分の吃音がどのような状態なのかを知ることが大切です。

また、一辺倒な考え方で「この手法で吃音は治療できる!」というのは好ましくありません。

なぜなら、前述したように吃音は人によって置かれている環境や進展度合いが違いますし、世界においても100%の効果を確立した手法は存在しないからです。
ですが、吃音についてわかってきている事も多くあります。

吃音改善を通じてエビデンスに基づいた改善に必要な知識を得ていくのも大事なことです。

本人の環境や吃音を把握した上で吃音を治療するために、どの手法を用いて改善を行っていけば良いか決めていけば良いのです。
東京吃音改善研究所では、従来の手法に固執する事なく吃音が出ない状態を構築していく吃音の管理を目指しています。

一人一人に合わせた直接法、認知行動の他、そのメソッドは国内と海外の様々な手法を基に構成されています。
最終的にはあなたが吃音のない話し方ができるように定着させていき、吃音から解放されることを目指します。
吃音を持つ当事者の様々な困難な状況を理解し、一緒になって進めていく改善、治療こそが良い形だと考えています。

最後まで一緒に歩んでいけるよう受講者様との絆を大切にし運営しています。

  • この記事を書いた人

畦地 泰夫

東京吃音改善研究所代表。公認心理師。国際流暢性学会(IFA)会員。日本吃音流暢性障害学会会員。日本コミュニケーション障害学会会員。1人ひとりに合わせた吃音改善を掲げ東京吃音改善研究所を設立。吃音症、社交不安障害のカウンセリング実績は1万回以上。

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