吃音の「連発」について
連発とは、
言葉の最初の出だしを連続して発すること。
例えば
「つくえ」と言う際に、
「つ、つ、つ、つくえ」
となること。
または、「つ、つく、つく、つくえ」という繰り返しもあります。
一般的には、「どもり」というと、この連発をイメージする人が多いようです。
進展していくにつれて
初期の段階で連発は出ますが、伸展するにつれやはり難発も出るようになります。
難発も連発も出る方の場合、本人の内面で苦しく感じているのは、やはり連発より難発の方にあるのではないでしょうか?
吃音症状の面もありますが、どもる本人の自覚・情緒性反応が強くなるのは難発の方が大きいからです。
「少しくらいのどもりは気にならない」と仰る方の多くは連発の症状なのです。
軽い連発の場合
軽い連発の場合等は、話す速度を落としたり、軟起声(柔らかい声の出し方)を用いると良い場合があります。
こちらのブログでも軟起声をご紹介していますので、ぜひご一読下さい。
ただ、こういった対策はあくまでも対処法の一つでありますので、発吃時期や期間等も含めてまずはご自身の状態をしっかり把握して頂くことをお勧めします。