コラム

10月22日は国際吃音啓発の日

人々

 

今日10月22日は国際吃音啓発の日です。

この日は国際吃音者連盟(ISA)、国際流暢性学会(IFA)により1998年に制定されました。

吃音で悩む人々は日本だけではなく世界中におり、
当事者の方々は会話が思うようにできないことや正しく吃音が理解されないことなど、社会生活の中で悩みを抱えておられます。

小さな子供から大人まで症状も様々ですが、自分の意思通りに言葉が出てこないといった悩みは同じです。



元当時者として私自身も経験してきましたが、言葉が出てこないという苦しみは経験してみないとわからないかもしれません。
不安、恐怖、恥、自己否定など目には見えない問題を抱えながら日々を過ごしている方も多いです。

もしかすると他人から見れば大したことのないように見えることもあるでしょう。
吃音の啓発が大事なのはここにあるのですが、当事者にとっては本当に大きな問題なのです。

当事者のせいで起こしているわけではないにも関わらず、自然な会話の中で急に言葉が出てこなくなると、時には誤った見解をされることもあります。
症状が起きた時に、時として向けられる心無い言葉がどれほど当事者を傷つけることでしょう。

吃音の正しい理解が一段と社会に広まっていくことを願っています。

関連記事:吃音を知ってください

  • この記事を書いた人

畦地 泰夫

東京吃音改善研究所代表。公認心理師。国際流暢性学会(IFA)会員。日本吃音流暢性障害学会会員。日本コミュニケーション障害学会会員。1人ひとりに合わせた吃音改善を掲げ東京吃音改善研究所を設立。吃音症、社交不安障害のカウンセリング実績は1万回以上。

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