伸発について
伸発というのは
発語の際に音が伸びて発せられる状態で、
例えば、「たまご」と言う際に
「たーーまご」という言い方になります。
これは幼少期の初期の吃音に多く見られます。
また、人によっては難発からの随伴運動の一つとして起こる場合もあります。
※随伴運動はこちら
吃音矯正の方法の中には音を伸ばして強く出すことによって吃音をなくさせようとする方法もありますが、これは不自然な話し方になり伸発のような状態を意図的に作ってしまうことがあります。
また、このような矯正はディストラクション効果といってあまり長続きせず、新たな随伴運動をさらに作ってしまうことさえあるのです。
※ディストラクションはこちら
吃音を持つ方同士は、伸発・連発・難発や随伴運動と発声など特徴によって吃音のアイデンティティを感じることもありますよね。
それだけ人によって吃音が違うということです。