「私の吃音(どもり)は重いですか?軽いですか?」
という質問を受けることがよくあります。
今のあなたの吃音について、吃音検査によって知ることができます。
吃音検査とは、文章音読、自由会話などを用いて吃音の症状を検査していくものです。
吃音症状の分析や頻度の算出、ご本人の報告などをもとに記載していきます。
検査で表す重症度プロフィール(症状の重症度を把握するために行うもの)は、7つの側面を正常範囲~非常に重度までの6段階に振り分けていきます。
7つの側面とは、
吃音中核症状頻度
総非流暢性頻度
持続時間
緊張性
随伴症状
工夫・回避
情緒性反応 の7つです。
引用:小澤恵美・原由紀・鈴木夏枝・森山晴之・大橋由紀江(2013)吃音検査法.学苑社.
吃音がどれくらい進んでいるかを知るために
また、第1層から4層までの進展段階(Bloodstein 1995)において、どのような状態にあるのかを判断していくことができます。
吃音症状、吃音が生起する場面、自覚および情緒性反応がどれくらい進展しているのかを見ることによって、自分の吃音の進展状態を知ることができ吃音改善への目安となります。
例えば、
・吃音症状としては繰り返しや引き伸ばしに加えブロックも出る(第2層)
・吃音が生起する場は、家、学校、友人など同じようにどもる(第2層)
・自覚および情緒性反応は、どもることに気付いていない(第1層)
という具合です。
「自分は何層なんだろう?」と進展段階が知りたい方はお気軽にお電話かメールにてお問い合わせください。
(費用などはかかりませんのでお気軽にご利用ください)
※セッション中でお電話に出られない場合もあります。その際にはお手数ですがおかけ直しください。
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※吃音検査を行う場合は、細かく検査するため体験セッションにて行いますので事前にご予約が必要となります。
当然のことですが、当事者の辛さは人それぞれであり他人と比較するものではないですし、
「あなたの吃音は軽いから大丈夫です」などと言われても吃音で悩んでいる当事者としては納得できるものではないでしょう。
ですから、これらは自分の吃音を知る目安、改善の目安として捉えていくと良いと思います。